山陰本線の秘境駅めぐり(6)-特牛駅

旅の2日目・2023年1月21日(土)のつづき。

宇賀本郷(うかほんごう)11時28分発の長門市行きに乗る。キハ47形気動車2両編成。宇賀本郷から私ひとり乗って1両目は4人だけ。

夫婦岩の手前でまた徐行運転。3駅戻って11時48分の秘境駅・特牛(こっとい)で私ひとり下車。難読駅である。知らなければまず読めない。

特牛駅のホームは今は片面になってしまっているがやたら広い。階段を下りると古い木造駅舎が残っている。木製の改札口も古くてよい。長椅子の上にはキャットフードの皿が置かれていて猫がうろついている。

駅ノートあり、記入。ここは有名秘境駅だけあって多くの駅ノート絵師がイラストを残していた。

駅前には民家が2軒ばかりあるだけ。坂道を下った下に集落があるが、そこまでは行かないでおく。

駅前にバス停。滝部駅から特牛を経由して角島に行くバスが1日8本ある。ちょうどバスが着いたが、乗り降りする人はいなかった。

まもなく若い男性がひとりやってきて写真を撮り始めた。県内の人だそうだが、無口な人であまり会話できなかった。さらにクルマがやってきて地元の男性がキャットフードを補充していった。

特牛12時39分発の小串(こぐし)行きはキハ40形気動車1両。私以外にかの若い男性と地元女性が乗り込む。長門二見の先、夫婦岩ではまたまた徐行運転したが、午後は逆光になっていた。

宇賀本郷の先は湯玉(ゆたま)付近でも海がきれいだ。13時10分小串。ここで13時12分発の下関行きに乗り継ぐ。キハ47形気動車2両編成。

小串の先は海から離れる。吉見~福江間で少し見えたくらい。幡生(はたぶ)から山陽本線に乗り入れて終点の下関には13時56分に着いた。

改札口を出たところにあるおみやげ街道で、みやげに「月でひろった卵」や「ふぐせんべい」などを買って全国旅行支援の2,000円分の電子クーポンを使った。

下関からは14時21分発の小倉行きに乗り、14時28分の門司で下車。14時47分発に乗り継いで14時55分に終点の門司港に着いた。

門司港駅に来るのは学生時代以来だから約50年ぶりになる。大正ふうの大きな駅舎はきれいに改修され、3等待合室はスタバになっていた。外に出ると大勢の観光客が駅舎をバックに自撮りしていていかにも観光地然としているのが私の好みに合わない。駅舎の写真だけ撮って早々に退散した。

門司港からは区間快速電車で博多に出て、地下鉄で福岡空港。家に帰ってから食べる空弁をみやげに買い足して、18時45分発ANA266便で帰途についた。

今回は山陰本線西部の秘境駅3駅で下車。牛山隆信氏の2023年度版秘境駅ランキングは180位まであるが、そのうちの149駅が訪問済となった。

写真は特牛に着いたキハ47形気動車(2023年1月21日撮影)。
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特牛駅ホーム。長門市方面を見る(2023年1月21日撮影)。
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ホームから階段を下りると木製の改札口(2023年1月21日撮影)。
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駅舎内から見たところ(2023年1月21日撮影)。
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特牛駅舎(2023年1月21日撮影)。
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門司港駅舎(2023年1月21日撮影)。
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