山陰本線の秘境駅めぐり(5)-宇賀本郷駅

旅の2日目・2023年1月21日(土)のつづき。

長門市9時43分発の下関行きに乗り継いだ。キハ47形気動車2両編成。1両目はボックス席が4つしかなくふさがっていたので、2両目右側に座る。2両目5人。

山陰本線の長門市から幡生(はたぶ)の間に乗るのは2008年6月以来2回目で、前回は長門市から幡生まで観光列車「みすゞ潮騒」に乗った。海向きに座席が配された車両であったが、乗客は3人だけで、車内で上演された紙芝居が浮いていた。その「みすゞ潮騒」も2017年に運行終了し、車両は改造されて「〇〇のはなし」に生まれ変わった。

長門市を出るとすぐ海際を走る。次の黄波戸(きわど)駅までの間は深川湾の景色が美しいビューポイント。

しかし窓が汚れていてきれいな写真が撮れない。上半分を開くことができるタイプの窓なので、時々窓を開けて写真撮影した。

そのあとはしばらく海から離れるが、伊上(いがみ)~阿川(あがわ)間は再び海際を走る。そこから山に入っていく。秘境駅の特牛(こっとい)には後から来るのでそのまま乗っていく。

長門二見(ながとふたみ)の先は日本海が開けるビューポイント。夫婦岩を過ぎたところでは海をゆっくり眺められるように徐行運転してくれた。なかなかサービスがよい。

特牛から3駅先の宇賀本郷(うかほんごう)で10時50分に私ひとり下車。片面ホームに小さな待合室。ホームから畑の向こう300mくらい先に海を見渡せる。民家は少なからずあって秘境駅というわけではないが、海のきれいな落ち着ける駅だ。

着いて間もなく、10時57分頃に東萩行きの観光列車「〇〇のはなし」が通過していった。昨日美祢線の四郎ケ原駅で特別貸切列車「長門湯本温泉うたあかり号」としてすれ違った車両である。

待合室の中で持ってきたアガサ・クリスティの文庫本を開き、まったりした時間を過ごした。ローカル駅のお楽しみの時間である。

この次は秘境駅の特牛に行く。

写真は宇賀本郷に着いたキハ47形気動車(2023年1月21日撮影)。
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宇賀本郷駅ホーム。長門市方面を見る(2023年1月21日撮影)。
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宇賀本郷駅ホーム。幡生方面を見る(2023年1月21日撮影)。
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宇田郷駅ホームを観光列車「〇〇のはなし」が通過(2023年1月21日撮影)。
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宇田郷の駅前。左には民家。待合室右は便所。向こうに海(2023年1月21日撮影)。
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