山陰本線の秘境駅めぐり(3)-飯井駅

2023年1月20日(金)のつづき。

長門市16時19分発の山陰本線上り普通列車はキハ40形気動車1両。客は8人。

長門市を出るとまもなく左手に海が見えてくる。風光明媚な仙崎湾である。次の長門三隅(ながとみすみ)を出ると登りにかかる。時折海を見下ろしながら登っていく。

16時34分の飯井(いい)で私ひとり下車。飯井はローマ字で書くとIiとなり、ローマ字表記では最も字数の少ない駅になるとのことで、「世界最短の駅名!?」との掲示があった。

飯井駅は山の斜面にある片面ホーム上に三方ブロック囲いの待合所があるだけの秘境駅。坂を下ると30軒くらいの比較的大きな集落があり、その向こうには海が見える。民家の屋根はいずれも石見瓦の鮮やかな朱色で美しい。秘境駅にしては民家が多いが、ホームからの景色は最高だ。駅ノートあり、記入。

日本海の北風が冷たい。この駅は閉め切れる待合室がないため。短時間の滞在になるよう計画を組んだ。飯井駅には12分いただけで、16時46分発の下り列車・キハ47形気動車2両編成に乗り長門市に戻った。

17時02分長門市着。本日の宿は駅裏の長門セントラルホテル。駅前左に線路を渡る歩行者用連絡通路があり、これを通ってホテルまで徒歩3分ほど。

全国旅行支援で1泊5,800円のところ2割引の4,640円。全国旅行支援の2,000円分の電子クーポンに加えて、「ながと泊まっ得」キャンペーンの1,000円分の紙クーポンをもらった。

「ながと泊まっ得」クーポンは長門市でしか使えないので、夕食は駅から徒歩7分ほどの「お食事処よし松」で1,980円の刺身定食を奮発した。6種類の刺身にイカゲソぬた、もつ煮、茶わん蒸し、あら味噌汁、漬物、ご飯でクーポンプラス980円。ほぼ半額で、まさに泊まっ得。

明日は山陰本線の秘境駅・宇田郷(うたごう)と特牛(こっとい)に訪問したあと、山陰本線西端の幡生(はたぶ)に抜けて福岡空港から帰途につく。

写真は長門市駅のキハ40形気動車(2023年1月20日撮影)。
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長門市~長門三隅間で見える仙崎湾の車窓風景(2023年1月20日撮影)。
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飯井駅ホーム(2023年1月20日撮影)。
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飯井駅の駅名標(2023年1月20日撮影)。
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「世界最短の駅名!?」の掲示(2023年1月20日撮影)。
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飯井駅ホームから集落の向こうに海を見下ろす(2023年1月20日撮影)。
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「お食事処よし松」の刺身定食(2023年1月20日撮影)。
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