山陰本線の秘境駅めぐり(2)-美祢線で長門市へ

2023年1月20日(金)のつづき。

厚狭(あさ)14時45分発の美祢線普通列車はキハ120形気動車1両。残念ながらオールロングシートの車両である。一番後ろ左に陣取る。客は15人ほど。

美祢線に乗るのは2008年6月以来2度目。その時は厚狭から長門仙崎まで往復乗車した。長門市から長門仙崎までは山陰本線の支線であるが、今も多くの列車が美祢線から直通運転されている。

厚狭を出るとまもなく山に分け入っていく。厚狭川に沿って民家も道路も見当たらない山奥を走るのはなかなか秘境っぽい路線だ。

厚保(あつ)駅では動物の着ぐるみを着た地元の人たちが手を振って見送ってくれた。このあと来る観光列車に対するおもてなしなのであろうか。

四郎ヶ原駅では観光列車「〇〇のはなし」とすれ違った。「〇〇のはなし」は土日に新下関から山陰本線経由で東萩まで往復している観光列車であるが、この日は特別貸切列車「長門湯本温泉うたあかり号」として美祢線を走っていたのだ。

於福(おふく)から分水嶺を越えて日本海側へ。ホテルが林立する長門湯本温泉は沿線随一の観光地。

15時47分に長門市に着いた。2面3線ホーム。到着した2番線ホームの向かい側にはこの次に乗車する山陰本線の16時19分発益田行きキハ40形気動車が停まっていて、エンジンをかけて暖房していた。寒いホームで待たなくてよいのは有難い。

しかしとりあえずいったん改札口を出て駅舎の写真を撮る。コンクリートの大きな駅舎。駅舎内には小さな売店と小さな観光案内所。駅前広場にはD51の動輪が展示されていた。

1番線ホームの向かい側にはかつて仙崎支線に使われていた0番線ホームがあるが、線路の上に20基の赤い鳥居がずらりと並べられていた。これは映えるスポットである。

このあとは山陰本線の秘境駅・飯井(いい)を目指す。

写真は厚狭駅の美祢線キハ120形気動車(2023年1月20日撮影)。
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湯の峠~厚保間の後方風景。山深い(2023年1月20日撮影)。
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厚保駅では着ぐるみのお見送りを受けた(2023年1月20日撮影)。
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四郎ヶ原駅で「〇〇のはなし」とすれ違い(2023年1月20日撮影)。
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長門市駅舎(2023年1月20日撮影)。
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駅前広場にあるD51動輪(2023年1月20日撮影)。
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長門市駅0番線の線路上に並ぶ赤い鳥居(2023年1月20日撮影)。
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